石垣市民憲章をすまむにで唱和 

石垣市民憲章をすまむにで唱和
他市町村に波及期待

今月22日、石垣市の市民憲章推進協議会は市民憲章制定40周年を記念して式典を挙行、同憲章運動に貢献した企業どを表彰した後、出席者全員で市民憲章を「すまむに(しまくとぅば」で唱和したという。消滅の危機にある「すまむに」の普及継承に役立てたいと同市文化協会のすまむに部会が作成したもので全国でも初だと地元紙は黒島部会長のコメントを掲載している。
その一節を紹介すると「ばがけーらや かいしゃん うみ・やまとぅ やいまぬうやがんすからぬ たから ゆ まむりすだてぃ 文化の町 観光の町つくるんが ぎばるんゆ」
-私たちは美しい自然と郷土文化を守り育て文化の町、観光の町づくりに励みます-。
前文の「詩の国 うたの国 郷土石垣に誇りを持ち・・・」に続くこれら憲章のすまむには、自分たちの言葉・言語を愛する肝心(ちむぐくる)を体現するもので我が意を得たりとエールのメッセージを送った。              、
実は去年、県文化協会の仕事でしまくとぅばの普及活動をしている団体や個人の情報収集のため那覇市の全自治会連絡会議を取材した折、真和志地区で会議の冒頭那覇市民憲章を唱和していた。筆者がしまくとぅば普及活動をしていると話すとある女性自治会長がうちなーぐちではどう表現するのかと聞いてきたので翻訳し次の自治会長会議で唱和してもらったことがある。以前この論壇で、しまくとぅばの普及継承には使う機会・需要を喚起することが肝要だと強調、県や県議会、那覇市などに要請したが反応は今ひとつだった。各市町村でも石垣市を見習ってほしい。
2016年「しまくとぅばの日」が制定されて10年余、しまくとうば連絡協議会や那覇市文化協会うちなーぐち部会などの要請で41市町村議会の内36議会87%が「しまくとぅばの普及促進」を決議している。しかし話者は県やマスコミの調査ごとに減少しており、現在「しまくとぅばを主に使う人」「日本語と同じ位使う人「は」27.8%だ。先月、県は県文化協会に委託し「しまくとぅば普及センター」を設置した。その役割に期待したい。

先述のように、しまくとぅばの普及がなかなか進まないのは必要がないからだ、需要がないからだとよく言われるが、石垣市は需要は掘り起こせることを示した。