しまくとぅば 継承で知事に要望

 

しまくとぅば連絡協議会、那覇市文化協会うちなーぐち部会、南城市文化協会東方沖縄会など8団体は5月21日、県庁で玉城デニー知事と懇談会を持ち、しまくとぅば普及継承の抜本的な施策を要望しました。この中で知事のしまくとぅばに対する思いや復興の課題を話し合いました。知事は、しまくとぅばを交えながら普及団体の要望に丁寧に答えました。

この中で知事は学校教育特例校制度の活用やハワイのように第2言語の方向性について方向性は必要だとの認識を示しました。

しまくとぅばの話者は県民の29%まで落ち込んでおり、このままでは後20年は持たないと協調し、しまくとぅば振興条例やしまくとぅば振興課の設置な提案しました。

ところが、この知事懇談会を報道した24日の沖縄タイムスの同じ紙面に、県が実施した県民意識調査の結果は驚くべき内容でした。しまくとぅばの話者がこの1年で5%近くも落ち込み24%になっているのです。これでは後20年どころか、5年で消滅する恐れがあります。

県や議会、教育庁、県民が今一度、言語復興の基本理念を確立する必要があります。

5月28日 タイムスに投稿した論壇の原稿を合わせて掲載します。

本紙24日の紙面に掲載された県民意識調査の結果に普及団体として大きな衝撃をうけている。しまくとぅばのの話者が24,8%で前年調査と比較し4,8%も減少している。県民意識調査は4回目だが2013年の第1回から実に6年間で10,6%も減少した。この記事と関連して21日にしまくとうば連絡協議会などの普及団体と玉城デニー知事と懇談した意見交換した内容が珪砂されている。その見出しが「継承施策 知事に要望 連絡協議会危惧29年もたない」とあるのにその3日後には5年後に消滅するかもしれない深刻な事態になっている。

普及団体は27日、旧居県政記者クラブで緊急アピールを出した。「しまくとぅば(沖縄語)は歌三線、踊り、組踊、ウチナー芝居など沖縄の文化の基層である。言語は文化遺伝子であり何よりもアイデンティティー、ウチナーンチュの魂である。しまくとぅばが消滅すればウチナーンチュでなくなす」普及団体との懇談会で玉城知事は「うまりじまぬ くとぅば わしーねー くにんわしゆん」と普及継承の大切なことを強調し、普及団体が提案した教育課程特例校制度の活用やハワイのように第2公用語化についても方向性は必要だとの認識を示している。、と懇談会の内容を紹介。そして今必要なことは琉球処分後しまくとぅば(琉球語)がどのような歩みを辿ったか、その歴史認識と官界の調査結果を踏まえて、行政、教育、議会及び県民が言語復興の基本理念を共有してウチナーンチュの尊厳を取り戻すことが求められていると緊急声明を出した。

しまくとぅばの日条例が制定されたのは2006年。「しまくとぅばは本県文化の基層であり、次世代へ継承していくことが重要」だというのが趣旨。しかしその3年後ユネスコは琉球諸語は消滅の危機言語だと指摘した。このため県は、2013年になってようやく県民意識調査を実施するとともに、しまくとぅば府y空推進計画を策定。2017年にはしまくとぅば普及センターも設置し話者の底上げを目ざしてきた。しかし先述のように、逆進しているのである。これまでのような府y空施策には「限界があり抜本的な対策が求められている。現在、行政の窓口は文化振興課になっているが、連絡協議会など普及団体は空手振興課のように「しまくとぅば振興課」設置をし「しまくとぅば条例」を制定すべきではにかと知事懇談会で提案したところである。