言語教育へ実践教育を  沖縄語を公用語に

琉球新報論壇に投稿し 9月10日に掲載 された文章です。

本紙8月22日の文化欄に景刺された「生きた言葉で古典芸能指導」とおいう記事を読んで共感した。沖縄の芸能は世界遺産となった組踊をはじめ古典音楽、民謡、舞踊、芝居は当然のことだがすべて沖縄語・琉球諸語で表現されている。組踊の詞章や琉歌など言葉㋔持つ意味、うむいを理解できなければ形式的な表現になってしまうだろう。

県立芸大の芸術科目では、ハワイ大学交流事業の成果を踏まえ、「しまくとぅば」を活用した講義実践を掲げ、2017年度から「しまくとぅばで学ぶ踊り・歌三線」の実践教育開発プログラムを実施しているという。ハワイ大学でフラの講義にハワイ語を使用していることがヒント。9月10日には、那覇市ほしぞら公民館で「シマのことば教育の未来」のテーマでシンポジウムを開催する(午後6時開演)

ハワイ語は米国から使用が禁止され消滅寸前だたのが40年前、わずか10名足らずの母親たちgあ立ち上がり自分たちの言語・文化を見直そうといういわゆるハワイアンルネッサンス運動がおこり、今や幼稚園から大学院までハワイ語で授業しているという。しかもハワイ語は第2言語・公用語なっている。

じぶんたちの文化を自分たちの言葉で教える、あたりあえのことと思われるが沖縄ではそうはなっていない。沖縄の芸能はほとんど日本語で教えている。習う側も教える側も別に不思議だとは思っていないだろう。3年前、文ア協会の演劇部会員がこのこおtに気づき、これからは、うちなーぐちで教えようと提案したことがあったとおいう。

06年(平成18年)に「しまくとぅばの日」が制定され、17年には「しまくとぅば普及センター」が設置されるなど県政の重要施策なっているが、県民意識調査の結果からみると実態は話者25%弱。数年後には消滅の危機が迫っている。言葉を継承するには現実に使用されなければ実効性は薄い。その意味で県立芸大の取り組みhあ評価することができる。これをきっかけに民謡の三線教室やウチナー芝居の練習まどでも実践してほしい。

言語は文化遺伝子でありアイデンティティー・魂の中核である。言葉が消えては、その上になりたつ文化も希薄になるであろうし、ウチナーンチュとしての魂もどこかへ行ってしまうだろう。多天木デニー知事は普及団体との懇談会で公用語に言及している。「喜劇 ウチナーグチ万歳」の脚本を担当した大城立裕氏は「言葉の独立が精神的独立につながる」と述べている。9月のしまくとぅばの日を前に今一度、言語復興とは何かを問い直したいものだ。         那覇市文化協会うちなーぐち部会 会長  名嘉山秀信