海邦養秀 琉球史劇「青年王・尚温の夢」を上演【18日 那覇市民会館】

「海邦養秀」。首里高校体育館に掲げられている扁額である。今から230年前、わずか11歳で第2尚氏第15代国王となった青年王尚温が国学を創建した際、学び舎に掲揚した建学の理念を表した標語。その意味するところは、「海に囲まれた小国琉球が存立するには人材育成こそ肝要」という考え方である。教育立国、決して色褪せることのない時代
を通底する真理である。開学の折、尚温は「学問をし国の役に立つ仕事ができる者は、例え身分が低くても取り立て、逆に例え門閥子弟でも学問を修めない者は取り立てない」と訓示、薩摩の琉球侵攻後、ともすれば自堕落に陥いりがちな士民を奮い立たせる政策として学生を叱咤激励している。現在の高校生と同年代とは思えない聡明な尚温は19歳で亡くなる短命の王だったが、国学創建の他に中国への官生留学制度の改革、識名園創設など多くの事績を残している。
那覇市文化協会では、近世琉球にあって、短くも力強く生きた青年王・尚温の人物像・事績を描く「琉球史劇 青年王・尚温の夢」を今月18日(日)、午後二時から那覇市民会館で上演する。去年の「琉球史劇 大新城忠勇伝」に続く国の一括交付金を活用した那覇市からの受託事業。脚本は新琉球王統史の著者・与並岳生氏。演出・田原雅之氏。多くの市民県民が鑑賞していただきたい。

稽古1

稽古2

稽古4

稽古5

稽古5