民族の炎ー自己決定権の戦い

琉球新報11月26日の投書欄に 投稿原稿が採用され掲載されました
民族の炎 自己決定権の戦いを読んで

本紙のシリーズ企画、民族の炎-自己決定権の戦い-を興味深く読んでいる。特に言語復興に関する報告はしまくとぅば普及活動に携わる者にとってもっと具体的な経過を知りたい気がした。スペインのカタルーニャ語やバスク語は時の政権によって抑圧され使用禁止されたが民族運動で復興し自治州の公用語となり学校教育に導入された。バルセロナでは公務員になるにはカタルーニャ語を話せルことが条件。バスクの人々は言語復興をアイデンティティーの復興、民主化の象徴と捉えていると記事は伝えている。
ひるがえって沖縄の状況はどうだろう。県は06年に「しまくとぅばの日」を制定、県民運動や講座を実施するなど様々な施策を展開しているが09年にはユネスコが危機言語に指定、話者は調査毎に減少している。しまくとぅばは琉球文化の根元(にーむとぅ)、基層をなすと言いながら効果的な方策が見当たらない。普及推進という考え方以上に消滅の危機から言語を復興させるんだという基本認識が必要だ。そのためには公教育や公務員試験への導入などへの必要で需要創出が大事だと県や議会に訴えているが反応はいまひとつだ。衆議院の解散総選挙中、本紙に掲載された佐藤優氏のウチナー評論「沖縄代表として選ばれて欲しい条件のひとつとして琉球語の復興に努力する人」をあげていたのが印象に残っている。「言語は民族文化尾中核である。文化によって政治を包み込んでいくことが重要」というフレーズが新鮮に響いた。各候補者に政策に入れるよう要請を検討していた。