しまくとぅばを学ぶ権利~言語の権利に関する世界宣言~

開会中の2月定例県議会一般質問で保守系議員から沖縄県民はしまくとぅばを学ぶ権利があるか?」という質問があった。これに対し県教育長は「検討していない」文化観光スポーツ部長は「あるとは思わない」と答弁した。

9月15日付けで那覇市文化協会うちなーぐち部会、しまくとぅば連絡協議会、NPO沖縄県沖縄語普及協議会、NPO沖縄県うちなぁぐち会の4団体が陳情した「しまくとぅば教育センター設置について」内容を質したものである。

その内容は世界宣言に当てはめると①県民は私的にも公的にもしまくとぅばを使用する権利②しまくとぅばによる自己表現能力育成のための教育を受ける権利③公的機関や社会的場においてしまくとぅばで応対を受ける権利、3つの不可侵の個人的権利を有することになる。

今年は県が「しまくとぅばの日」を制定して10年の節目。しまくとぅばを話せる人は県民の35%まで減少し、消滅の危機にさらされているのに、行政は有効な施策を展開できていない。明治の琉球処分で沖縄県が設置され、日本国民としての教育が実施されウチナーンチュから「しまくとぅば・うちなーぐち」が取り上げられた事実を忘れてはならない。自分たちの言葉、アイデンティティーおよび文化の根元であるしまくとぅばを使う権利を誰も奪い取ることはできない。誇りをもって「しまくとぅば・うちなーぐち」を使いましょう。

下方の記事は3月18日琉球新報に掲載された宮良信詳さんの論壇です。

DSC03195宮良論壇DSC03196宮良信詳論壇