けーしまー(裏返し)なとーん

「けーしまー」というウチナーグチがある。着物を裏返しに着ている時に「けーしまー なとーん・裏返しになっているよ」という使い方をする。日本語風に「うらうむてぃ」とも言う。洋服のジャンパーだと「けーしまー」でも着られるリバーシブルという両面仕立てがあり裏も表もなく便利だが、わが日本国の政治に「けーしまー」があってはいただけない。最近の阿部政権による基地問題の強引な進め方は、まさに「けーしまー」、裏も表もあると言わざるを得ない。いわく「我が国は法治国家である」とのたまうが、やってることは「アベコベ」ではないか。「アベコベ」は物が反対になることで沖縄語辞典をひくと「うらはら」とある。翁長知事は阿部首相に「けーしまーなとーいびーんどー」「うらはらやいびーん」と言ってもらいたいものである。

また民主主義とは民意を反映する政治体制であると教科書で教えるが、沖縄には民主主義の仮面をかぶった独裁政治が公然と行われている。これを「けーしまーなとーん」と言わずして何と言おうか!名護市長選、衆議院選、県知事選で圧倒的な民意を突き付けられながら聞く耳を持たない。挙句の果ては名護市を無視して辺野古の3区に直接、振興資金をばら撒こうとしている。どうやら「むぬ呉いーしどぅ 我御主」という沖縄のことわざを勉強したらしい。これを黄金言葉とは思いたくない。知名定男さんの島唄に「黄金の花」という名曲がある。お金で魂を売らないでねー」・・・。「ウチナーンチュうしぇーてーないびらんどー」。

2015年12月16日