うちなー芝居の喜劇に挑戦!

うちなー芝居の喜劇に挑戦!

那覇市のうちなーぐち講座受講生

 沖縄振興特別推進交付金を活用した那覇市の「うちなーぐち発信事業」で、今年6月から開講した「一般向けうちなーぐち講座」が10月30日で終了しました。この講座の成果発表が24日(日)パレット市民劇場で行われます。
講座はアメリカ系ウチナーンチュを自認する比嘉光龍さんが、エンターテナー顔負けのユニークなしゃべり口調で展開、受講生を飽きさせない和やかなものでした。独立した言語としての「うちなーぐち・琉球諸語」の特徴や歴史的背景な熱っぽく解説、しまくとぅば・うちなーぐちの復興がウチナーンチュとしての自己確認・アイデンティティーの確認になるんだということを強調していました。
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稽古比嘉ロング 立ち稽古
主小&バーチー 稽古宮城千尋
 あらすじ・・・
時は大晦日。ちょっと惚けた夫と賢い妻の家に、酒屋、八百屋、薪屋、肉屋、家主と相次いで借金取りが訪れる。しかし貧乏故に支払う金がない。妻は夫に対し、あれこれ 口実を作って先延ばしするように頼むが、夫はとんちんかんな問答を繰り返した挙げ句、借金取りを殴る(伸ばす・ぬびーんと相手をやっつけるの掛詞)。
 愛想をつかした妻は、「アンタと暮らすのははもう嫌だ!」と家を飛び出す。しばらくして叔父が正月用に、と白布で包んだ重箱を持って訪れる。妻が見えないので叔父が問いただすと「はてぃ居らん」と答える。その意味は「家を飛び出した」ということであるが、沖縄では「逃げてしまった」は「死んでしまった」ということも意味する。
 再びやってきた借金取り達が、「奥さんは何処に行った?」と尋ねると夫は「はてぃ居らん」と答える。ちゃぶ台の上に置かれた白い包みを見た借金取り達は、「あいえなー!かわいそに」と同情を示し、借金を回収するのを忘れて香典を上げる。
 そこへ叔父さんに説得されて妻が帰宅する。借金取り達が「どうなっているの?」と問うと夫は「はてぃ居らん・逃げたと言ったのだ」と惚ける。
「奉る」の外題は、叔父が正月用の重箱を奉って(感謝して)食べなさいと諭すことから来ているが、沖縄では一名「年の夜(とぅしぬゆる)」の外題でも上演される。